溶接棒の製造
手作業のアーク溶接に使う溶接棒といえば、通常スティック状の溶接棒で、芯線にフラックスが厚く被覆されている被覆アーク溶接棒を指します。スティック形溶接棒は溶接棒用のプレスで1分間に500から1000本作られます。
芯線の被覆材は鉄粉、合金鉄、粉末状の鉱物など様々な材料の複合材です。それぞれの材料を、計量、配合し、乾燥状の被覆材をつくります。そこに液状バインダーを加え混練し、押し出し用に均質な被覆材を作ります。
芯線は通常直径5-6mmの巻き線から作られます。巻き線のスケールを除去した後、伸線して径を整え、真直ぐに矯正して所望の長さに切断します。
混練された被覆材は溶接棒用プレスにて切断された芯線に向かって押し出されます。圧縮成形直後に溶接棒の先端の接触部の被覆はブラシによって取り除かれます。また溶接棒ホルダー部分の被覆も取り除きます。押し出された溶接棒は焼成炉で乾燥され、残留しているバインダーを取り除きます。最後に製品分別のマークや製造会社の呼称をつけた後、梱包されます。
