平等な育児への貢献
事例紹介

平等な育児への貢献

新生児の世話は、両親の共同責任です。しかし、両親が新しい家族の世話に平等に参加するための条件は国によって大きく異なり、依然として多くの国では、母親のみが有給休暇を取る権利があります。Höganäs は、インドにおいてこれを変えるべく決意し、男女平等に貢献することにしました。

インドでは、産休は法律で規制され、母親のみに有給休暇を 6 か月与えられます。しかし、父親には法的に認められた育児休暇はありません。父親と子どもの間の強い絆や、赤ちゃんと母親のニーズをより深く理解することなど、育児休暇で新生児と自宅で過ごすことにはいくつかのメリットがあるにもかかわらずです。。Höganäs India は、 7 日間の有給の育児休暇を父親に与えることによって、男女平等に貢献できると考えました。" 家父長制は、インドの社会で依然として大きな課題です。従って、主な課題は、従業員、チームマネージャー、リーダーシップチームの考え方に変化をもたらすことでした。このイニシアティブは、ジェンダー平等におけるギャップを埋め、男性と女性双方にとってより安心でより参加型の職場環境を作ることに役立ちます”と、 Höganäs Indiaの人事、総務、コミュニケーション部門ディレクター Vinay Shende は述べています。

Höganäs は、外部組織を調査比較した後、育児休暇や男女平等についてニーズや行動をさらに良く理解するために、男女双方の社員を集めて議論しました。

”この方針は、包容性の原則とインドでの LGBT 関連法の変更を考慮して、同性のパートナーにも拡張適用されました”と、Vinay は述べています。男性の育児休暇方針は、その根拠と利点が説明するために、従業員との一連のミーテイングを通じて社内で導入されました。2020年に導入され、2022年には 6 人の男性が育児休暇の制度を利用しました。Höganäs India は、養子縁組や流産など、家族生活の側面も考慮しています。

"養子縁組や流産には法的な有給休暇はありません。しかし社会的実態の変化もあり、この状況に対処する必要があります。男女平等の向上に貢献していることを誇りに思います。これは社会に良い影響を与えます”と Vinay は述べています。。

 

     
 

インドでの育児休暇

  • プロジェクトは 2020年に開始されました。2022年には、6 人の男性が育児休暇を利用しました。
  • Höganäs India は、新生児の父親に 7日間の育児休暇を認めています。
  • ジェンダーギャップを埋め、男性と女性の両方にとって安心で参加型の職場環境を作ることを目指しています。
  • この方針は、同性パートナーにも適用されます。
  • Höganäs は、養子縁組(最大 26 週間)や流産(最大 6 週間)にも有給休暇を認めます。2022年には、1名の従業員が流産有給休暇を取得した実績があります。