金属イオン浸出の低減
適切なフィラーメタルを使用した水質の維持
残念ながら、ろう付け製品から金属イオンが水に混入することがあります。しかし、特定のろう付け材料を使用することで、飲料水用途における浸出の問題を解決できることが明らかになりました。
国際的な規制
この表で確認できるとおり、飲料水に対する金属イオン許容含有量に関する規制は、地域ごとに異なります。NSF/ANSI 61 は米国およびカナダで施行されています。
イオン | EU 指令 2020/2184 |
WHO ガイドライン 2017 |
NSF/ANSI 61 2016 |
Fe | 200 µg/L | - | - |
Cr | 50 µg/L | 50 µg/L | 100 µg/L |
Cu | 2000 µg/L | 2000 µg/L | 1300 µg/L |
Ni | 20 µg/L | 70 µg/L | 100 µg/L |
Mn | 50 µg/L | - | 300 µg/L |
実証結果
循環性を改善し、環境への影響を低減する産業の傾向によって、銅ろう付けの熱交換器からニッケルまたはステンレス系ろう付け熱交換器への移行が促進されています。これは、金属イオン浸出挙動や耐食性から、技術的に銅ろう付け部品の使用が可能な用途にもあてはまりです。これは、金属イオン浸出挙動や耐食性から技術的に銅ろう材が使用できる分野においても同様です。
Höganäs は、特にろう付け型プレート式熱交換器で、飲料水用途に関連する様々なろう付け材料からの金属イオン浸出量を測定しました。Höganäs の鉄基ろう付け材料金属 BrazeLet® F300-20 および BrazeLet®F86 は、飲料水に対する金属イオン浸出が低い、もしくはまったく発生し無いことから、技術的に大きな利点 があることが明らかになりました。
試験結果から、Höganäs では、既存および潜在的な新規マーケットに対して、より良い材料推奨を行うことができます。Höganäs のパートナーはこの知識を深めることで、金属イオン浸出に適用される規制を満たすことができます。
結果の概要
|
||
プライバシー保護に関する方針
私は、ヘガネスが、私と連絡をとる目的で、私の個人データを利用することに同意します。 また、私の連絡先情報をニュースレターやその他関連情報といったマーケティング目的に使用することに同意します。 データが第三者と共有されることはありません。 また、16歳以上であることを認めます。
個人情報の取扱いに関する詳細は、弊社のプライバシー保護方針でご確認いただけます。