ブラジルのサトウキビ収穫産業は厳しい労働環境です。 機器は常に限界まで使われています。 磨耗や衝撃に耐えるだけでなく、切断の品質と一貫性を向上させることができるツールを使用することは、長期的な生産性とサトウキビの再成長にとって非常に重要です。 しかし、市場に出回っているブレードの多くは、これらの基準を満たしていません。 これは、極端な耐摩耗性のために設計された材料は脆いことが多く、耐久性がはるかに低いためです。
2年半年間にわたる1000のブレードの試験
サトウキビ収穫会社であるUsina Ferrari社は、Höganäsと緊密に協力して、収穫機のブレードの寿命とコスト効率を向上させるだけでなく、切れ味を向上することにより刈り株の損傷を防止し、次の収穫にむけてすばやく再生できるようにするカスタムソリューションを開発しました。
ブラジルのHöganäs表面加工処理部門のSergio Simoes氏は次のように説明しています。 「2年半にわたり、1000個以上のブレードで(収穫期は10か月)連続試験を行ったところ、弊社の独自の鋼ベースの金属粉でレーザークラッディングしたブレードが最も優れた結果をもたらすことが分かりました。 レーザークラッディングは、薄膜コーティング(この場合は0.5 mm厚)を可能にし、最も重要なことに、母材の構造を変えたり弱めたりしないので、最も良い適用方法です。」
耐久性と切れ味の向上
磨耗耐性および衝撃耐性が向上し、切れ味がよりシャープになり、健全なサトウキビの再生が可能になりました。
Usina Ferrari社のEdimilson Leal氏は、次のように語ります。 “私達の優先事項の一つは環境保護です。そして私達の表面加工材料の選択はこれと完全に一致しています。 機器の長寿命化は長期的には、原料とエネルギーの消費量の削減を意味します。 コーティングされたブレードは、植物へのダメージが少なく、より正確に切断することができるので、収穫後に再び芽が生えやすくなります。
Leal氏は、 「Höganäsのソリューションは私たちにとって非常に貴重なものでした。 収穫機のブレードに使用することにより、ブレードの耐久寿命あたりのサトウキビの収穫量が89トンから211トンまで増加し、生産性を上げることができました。 機械の生産性は1日545トンから1日585トンに上昇しました。 これにより、生産性が7%以上向上しました」と語ります。
それだけではありません。
Höganäsは、Usina Ferrari社とパートナーシップを組み、長寿命化、切断品質、および一貫性をさらに最適化するように再設計されたブレードで別の粉末組成を現在試験しています。
概要課題
解決策
結果
|
||
プライバシー保護に関する方針
私は、ヘガネスが、私と連絡をとる目的で、私の個人データを利用することに同意します。 また、私の連絡先情報をニュースレターやその他関連情報といったマーケティング目的に使用することに同意します。 データが第三者と共有されることはありません。 また、16歳以上であることを認めます。
個人情報の取扱いに関する詳細は、弊社のプライバシー保護方針でご確認いただけます。