Sonnenkraftステンレス鋼熱交換器
成功事例

ステンレス鋼ろう付け熱交換器を成功させる

大手熱交換器メーカーであるSWEP社は、競争の激しい業界で現在市場で提供されているものに取って代わる、コスト効果の高いろう付けソリューションを自社製品用に開発するために、Höganäsとパートナーシップを組みました。

暖房、換気、空調(HVAC)市場で競争力を獲得するには、スペース、エネルギー、およびメンテナンスの節約がすべて非常に重要です。 熱交換器用のガスケットソリューションはかさばり、漏れが発生することも頻繁にあります。 ニッケルと銅を使用する接合にも問題があります - ニッケルは高価であり、銅は腐食する可能性があるからです。 さらに、飲料水に関連する用途では、厳しい環境要件のためにこれらを使用することはできません。 大手熱交換器メーカーであるSWEP社は、これらの課題のすべてに対応する、長期的に持続可能で費用対効果の高いろう付けソリューションを探していました。

パートナーシップ

SWEP社のTomas Dahlberg氏は、次のように語っています。 「私たちは、耐久性があり、漏れず、耐熱性のあるろう材を使用して、長寿命化させ、メンテナンスコストを下げることを求めていました。 つまり、ステンレス鋼の熱交換器の接合部に使用するニッケルと銅に代わるろう材を探していました。 Höganäsは他に類を見ない金属粉末ろう材の専門知識をもっているため、最適なパートナーでした。

そして、研究開発のパートナーシップが始まりました。 Tomas氏は、次のように語ります。 「お互いの長所やアイディアを共有し、採用するために、 この段階ではオープンなコミュニケーションは非常に重要でした。 私たちは、ろう付け技術を用いて3種類のステンレス基ろう材を試験しました。 この過程では、信頼関係が必要でした。 私たちは、さらに改善するように要求し続け、Höganäsは常に私たちの要望に耳を傾け、専門知識を共有してくれました。」

「Höganäsも、私たちの提案をさらに改善できるように、熱心に協力してくれました。」

共同開発プロジェクトの結果、SWEP社の売上と新規事業は長期にわたって改善向上しています。 さらに、ろう付けプレート熱交換器のライフサイクルコストは、多くの場合、対応するガスケットを利用するソリューションのコストと比べて半減しています。

Tomas氏は、SWEP社はニッケルと銅を使用できない新しい用途にも活用できると語ります。 「Höganäsのステンレス鋼ろう材は非常に耐久性があり、銅を使用できない難しい条件にも使用できます。 また、完全にリサイクル可能で、二酸化炭素排出量も大幅に削減できます。

さらに、 「Höganäsは、世界トップの専門知識を有し、私たちのニーズを十分に理解してくれるので、Höganäsとパートナーシップを組みました。 私たちは、継続的に良好なパートナーシップを組んでいます。 Höganäsは、私たちの提案をさらに改善できるように、熱心に協力してくれます。」

     
 

概要

課題

銅とニッケルを使用せずに熱交換器を接合するための優れた耐久性をもつ、費用対効果の高いソリューションを見つける

ソリューション

試験済みで耐久性のあるステンレス鋼ろう材 

結果

  • ガスケットや補助装置を必要としないため、材料の約95%が熱伝達に使用され、交換器の効率が大幅に向上。
  • 漏れのおそれを排除。
  • 銅とニッケルを使用できない新しい用途に使用可能。
  • 対応するガスケットソリューションと比較した場合、ライフサイクルコストが最大50%減少。
  • ろう付けされた熱交換器はよりコンパクトなので、システム設計がより柔軟になり、小さなスペースに容易に設置できます。
  • ステンレス鋼は完全にリサイクル可能であるため、より持続可能なソリューションです。
 
     

 

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