BrazeLet F300
BrazeLet® F300は、極限環境で動作する部品用の独自のステンレス基(鉄クロム合金)ろう付け材料です。 独自の化学組成は、ニッケル基の高性能ろう付け材料と同様の耐食性や接合強度などの特性を提供しますが、 より低コストの金属を使用するため、費用対効果の高い代替手段となります。
BrazeLet F300は優れた濡れ性、低いろう付け温度、高強度で耐食性および耐酸化性の高い均一な接合部を形成するため、一般産業用や自動車用の熱交換器用途に適しています。
飲料水やオイルクーラーなどの用途で、銅を含有しないろう付けの需要が増加しています。本製品は、このような用途における第一の選択肢です。
特長
- 費用対効果が高い
- 様々な接合幅に対応
- 耐食性
- 高い強さ
成分
ISO 3677、B-Fe39CrNiCuPSi-1000/1070
不純物はISO 17672
ANSI/AWS A5.8の規格に準拠
溶融温度範囲
1000~1070°C
最低ろう付け温度
1100°C